[4674]クレスコをパティシエが分析!ITサービス専業の安定成長企業・配当性向50%移行で急増配・配当利回り4.22%の高還元IT株[2026/5/2]

淳を分析するクレスコ4674の株価チャートと業績分析のイメージ 物色!個別銘柄

ずいぶん前から

チェック項目の中には入っていたのに、すっかり見なかった「この銘柄」 なぜってセクターが通信だから。情報通信は他に持ってるので、なかなか手を出しづらい・・・偏るんですよね〜。

工場の生産管理システムも、銀行の基幹システムも、役所のデジタル化も、縁の下でつくる会社。利回りも含めて、かなり良い銘柄。

どんな会社?

クレスコ(4674)は、製造業・金融機関・官公庁・流通などを主要顧客とするITサービス・デジタルソリューション専業企業だ。システム開発(受託)を主軸に、ITインフラ構築・運用保守・アプリ開発など幅広くカバーする。2つの事業セグメント「ITサービス事業」「デジタルソリューション事業」を展開し、デジタルソリューション事業が近年の成長ドライバーとなっている。

財務面は自己資本比率71%・有利子負債わずか17億円と堅固。売上・利益ともに5期連続で増収増益を達成しており、DX需要の拡大が追い風となっている。ROEは14〜15%台と情報・通信業として高水準を維持している。

最大のトピックは配当性向を50%に引き上げる方針への転換。2020年1月・2024年6月の計2回の1:2株式分割を経て株式を身近にしつつ、2025年3月期から増配を大幅に加速。2026年3月期は58円配当を予定しており、配当利回り4.22%と高還元IT株として注目を集めている。PER11倍台は同業他社と比べても割安感があり、成長力・株主還元・バリュエーションの3拍子が揃いつつある局面だ。


時価総額

約578億円(株価1,376円 × 約4,200万株)

東証プライム上場の情報・通信業では中堅クラス。大手SIerに比べると規模は小さいが、ニッチな強みを持つ専業ITベンダーとして安定した業績を築いており、増配政策で個人投資家の関心が高まっている。


株価・配当金・セクター

項目内容
株価1,376円
年間配当(予)58円
セクター情報・通信業
市場東証プライム
決算期3月期

※2020年1月および2024年6月に各1:2の株式分割実施(累計4倍の株式数増加)。以下の数値はすべて現行(2024年6月分割後)ベースに調整。


配当利回り・配当支払い月

配当利回り:4.22%(2026年3月期予想・株価1,376円ベース)

配当支払い月:12月(中間)・6月(期末)

IT株で4%超の利回りは異色の存在感。配当性向を30%台から50%へと大幅に引き上げる方針転換が直接の要因であり、業績成長とのセットで配当の持続性も確保されている。成熟・高配当のセクターではなく、成長しながら還元を強化するという点がユニークだ。


売上推移

年度売上高
2021年397億円
2022年445億円
2023年484億円
2024年528億円
2025年588億円
2026年(予)640億円

5期連続増収。DX投資の旺盛な需要がシステム開発・デジタルソリューション双方の受注を押し上げ、2021年から2025年で売上が48%増と力強い拡大を続けている。2026年予想の640億円は過去最高更新見込みで、成長モメンタムが持続していることを示す。


利益推移

年度経常利益純利益
2021年41.0億円26.3億円
2022年47.8億円32.4億円
2023年51.4億円33.3億円
2024年56.6億円37.3億円
2025年62.9億円44.1億円
2026年(予)71.4億円49.0億円

5期連続増益。2025年3月期は純利益44億円と2021年比67%増を達成し、2026年予想では49億円とさらなる最高益更新を目指す。利益率の改善も進んでおり、規模拡大に伴う収益性向上が続いている。


EPS(1株当たり利益)

※現行(2024年6月分割後)ベースに調整済み

年度EPS
2021年62.72円
2022年76.96円
2023年79.05円
2024年90.06円
2025年106.89円
2026年(予)116.67円

5期連続でEPS成長。2026年予想116.67円に対して配当58円なら配当性向は49.7%(≈50%目標)。EPS成長が続く限り、50%ターゲットを維持しながらも増配が自動的に進む好循環が続く見通しだ。


ROE(自己資本利益率)

年度ROE
2023年13.61%
2024年13.47%
2025年14.30%
2026年(予)15.19%

情報・通信業の平均ROEは10〜15%程度。クレスコは14〜15%台で推移し、業界上位水準をキープ。自社株買いの実施や増配(純資産抑制)もROE改善に寄与しており、2026年は15%超えが視野に入る。


PER & PBR

指標数値
PER11.44倍
PBR1.72倍

IT・ソフトウェア企業としてはPER11倍台は割安圏に属する。ROE15%程度の企業なら理論的にはPBR2〜3倍は正当化できる水準であり、現在のPBR1.72倍はむしろ割安とも解釈できる。配当利回り4%超と合わせ、バリュー×成長の両取りを狙える水準にある。


総資産 & 純資産

年度総資産純資産
2023年336億円244億円
2024年397億円276億円
2025年433億円308億円

純資産308億円に対して有利子負債17億円(わずか5.5%)という手堅い財務構成。IT企業は設備よりも人材が資産の中心のため総資産は比較的小さく、財務のシンプルさが特徴。純資産も毎期増加傾向にある。


自己資本比率

年度自己資本比率
2025年71.1%

情報サービス業として標準的〜やや高めの水準。有利子負債が少なく、内部留保と事業キャッシュフローで経営を賄うビジネスモデルが透けて見える。財務リスクは低い。


有利子負債

17億円(2025年3月期)

純資産308億円に対して有利子負債17億円は5.5%にすぎず、実質的に無借金経営に近い。IT企業の特性上、大規模な設備投資が不要なため、借入への依存度が極めて低い。金利上昇の影響もほぼ受けない。


1株配当推移

※2020年1月・2024年6月の2回の株式分割(各1:2)を経て累計4倍。以下はすべて現行(2024年6月分割後)ベースに調整した参考値。

年度中間期末合計
2019年約8円約9円約17円
2020年約9円約9円約18円 ← 2020年1月に1:2分割
2021年約9円約10円約19円
2022年約10円約12円約22円
2023年約12円約13円約25円
2024年約12円約14円約26円 ← 2024年6月に1:2分割
2025年19円23円42円 ← 配当性向50%政策へ移行・大幅増配
2026年(予)29円29円58円

2024年6月の株式分割と同時に配当性向を30%台→50%へと大幅に引き上げる方針を発表。2025年3月期の42円は分割前換算で84円相当と前期比約61%増という大きな増配を実現。2026年予想の58円(前期比+16円)へのさらなる引き上げも計画済みで、連続増配の流れが確立されてきた。


配当利回りの推移

年度配当利回り
2023年約2〜3%(参考値)
2024年約2〜3%(参考値)
2025年約3.54%(参考値)
2026年(予)4.22%(株価1,376円ベース)

配当性向移行前は2〜3%台にとどまっていたが、大幅増配により2025年3月期は3.54%、2026年予想では4.22%まで上昇。IT株として異例の高水準で、配当再投資目的の長期投資家に注目されている。


配当性向

年度配当(円)EPS(円)配当性向
2022年約22円76.96円約28.6%
2023年約25円79.05円約31.6%
2024年約26円90.06円約28.9%
2025年42円106.89円39.3%
2026年(予)58円116.67円49.7%

2024年まで30%前後で抑えていた配当性向を、2025年から50%へと大幅に引き上げる戦略的転換を決断。業績成長とのセットで実施されており、配当水準の持続性は高い。EPS成長が鈍化した場合でも、50%という目標値は過剰になりにくい設計だ。


自社株買い

年度取得金額
2019年約18億円
2023年約10億円
2025年約15億円

毎年実施するわけではないが、3〜5年に一度まとまった規模の自社株買いを実施している。2025年の約15億円は直近で最大規模で、配当増配と自社株買いの組み合わせで株主還元を着実に強化している。


まとめ

情報通信セクターとしては、4.22%と言う利回りはそれほど高くはない。情報通信で探すなら、他に選択肢はある。。とは言え、非常に手がたい銘柄。今ちょうど調整局面にあり、情報セクター銘柄は総じて株価が落ち着いているように見える。株価的にも買いやすいのと、大きくとは言わないが、株価上昇も充分期待できるので、今は買わないが観測は続けます。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。
記載されている情報は執筆時点のものであり、その後変更される場合があります。
投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。


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