毎月分配がもらえる⁉︎
One ETF 東証REIT指数(2556)は、アムンディ・ジャパン(旧One Asset Management)が運用する東証上場のJ-REIT ETFです。同じ東証REIT指数に連動する1343・1488と分配基準日が異なり、1月・4月・7月・10月に分配金が支払われます。3銘柄をすべて保有すると毎月分配を受け取れる「3兄弟ETF」の1つです。今回はこのETFをパティシエ目線で分析してみます。
こちらもその一つiFreeETF東証REIT
どんなETF?
One ETF 東証REIT指数(2556)は、東証REIT指数(配当込み)への連動を目指すJ-REIT専門ETFです。アムンディ・ジャパンが運用し、2019年8月に設定・上場しました。
1343(野村AM)・1488(大和AM)と同じ指数・同じ信託報酬(年0.1705%)で運用されており、長期パフォーマンスはほぼ同等です。最大の特徴は分配基準日が1月・4月・7月・10月の8日であること。4月・10月分配が大きく(22〜26円)、1月・7月分配が小さい(15〜20円)という不均等なパターンがあります。
注意点として売買単位が10口(1343・1488は1口)のため、最低購入金額が約18,300円(10口×1,830円)となります。1343・1488に比べると小口投資の自由度がやや下がります。純資産総額は約1,550億円で、3銘柄の中では最も小規模ですが、J-REIT ETFとして十分な流動性を持ちます。
1343(2・5・8・11月)・1488(3・6・9・12月)・2556(1・4・7・10月)を組み合わせると、12ヶ月すべての月に分配金を受け取れる「毎月分配ポートフォリオ」が低コストで実現できます。
純資産総額(AUM)
純資産総額は約1,550.48億円(2026年6月19日時点)。2019年上場から約7年で1,500億円超に成長しました。1343(5,076億円)・1488(2,510億円)と比べると最も小さい規模ですが、日本全体のJ-REIT ETFの中では上位クラスです。純資産総額はJ-REIT市場の価格と連動して変動します。
価格・分配金・ファンド情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 市場価格(2026年6月) | 約1,830円/口 |
| 基準価額NAV(2026年6月19日) | 1,827.69円/口 |
| 年間分配金(2025年度実績) | 83.20円/口 |
| 信託報酬(税込) | 年0.1705% |
| ベンチマーク | 東証REIT指数(配当込み) |
| 分配基準日 | 毎年1・4・7・10月の8日(年4回) |
| 売買単位 | 10口(最低購入額 約18,300円) |
| 上場市場 | 東京証券取引所 |
| 上場日 | 2019年8月 |
| 運用会社 | アムンディ・ジャパン |
分配金利回り・分配支払い月
分配金利回りは4.78%(直近12ヶ月実績、2026年6月時点)。分配基準日は毎年1・4・7・10月の8日で、支払開始日は権利確定日の約5〜6週間後となります(例:4月8日→5月中旬)。
4月・10月の分配が大きく(22〜26円)、1月・7月が小さい(15〜20円)という特性があります。4月の大額分配(4月8日基準→5月中旬支払い)はゴールデンウィーク前後の入金として、10月の大額分配(11月支払い)は年末のまとまった収入として活用しやすいというメリットがあります。
純資産総額(AUM)推移
2019年8月上場から約7年で純資産1,550億円に成長。J-REIT市場が好調だった2021年・2025年にAUMが増加し、下落局面(2020年・2022年・2024年)では減少しました。上場から一貫して純資産を積み上げており、成長トレンドは継続中です。
基準価額(NAV)・価格推移
同じ東証REIT指数に連動するため、1343・1488と価格推移はほぼ同じパターンです。2019年10月に初値がついてから2020年コロナ・2022〜2024年の金利正常化で下落、2025年に大幅回復(+21%超)。2026年2月には約2,070円まで上昇しましたが、その後J-REIT市場の調整により現在(2026年6月)は約1,830円まで下落しています。1343・1488と比べてNAVの絶対値が低いのは、上場時期の違い(分配金の累計差)によるもので運用成績の差ではありません。
1口当たり分配金推移
| 年度 | 年間分配金(1口当たり) | 前年比 |
|---|---|---|
| 2020年 | 59.50円 | —(初の通年) |
| 2021年 | 61.30円 | +3.0% |
| 2022年 | 66.00円 | +7.7% |
| 2023年 | 67.70円 | +2.6% |
| 2024年 | 73.90円 | +9.2% |
| 2025年 | 83.20円 | +12.6% |
| 2026年(直近12ヶ月) | 約87.5円 | — |
2020年の通年初年度(59.50円)から一貫して増加しており、2025年は前年比+12.6%と大幅増加。2024〜2025年はJ-REIT各社の賃料改定・稼働率改善が寄与しています。直近12ヶ月の約87.5円は過去最高水準で、増加トレンドが継続しています。
信託報酬・総経費率
信託報酬は年0.1705%(税込)で1343・1488と完全に同水準です。10万円投資した場合の年間コストは約170円。J-REIT ETF3銘柄の中でコストに差はないため、選択基準はコスト以外の要素(分配タイミング・純資産規模・売買単位)となります。
NAVと市場価格の乖離
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 市場価格(2026年6月頃) | 約1,830円 |
| 基準価額NAV(2026年6月19日) | 1,827.69円 |
| 乖離率(プレミアム) | 約+0.13% |
市場価格はNAVとほぼ等価で取引されています。純資産1,550億円という規模により裁定取引が機能しており、大きな乖離は生じにくい状況です。ただし1343(5,076億円)・1488(2,510億円)と比べると流動性がやや低く、売買スプレッドが若干広がる可能性があります。
主要組入銘柄
東証REIT指数を構成する国内全J-REIT(約61銘柄)を時価総額加重で組み入れています。1343・1488と同じ指数に連動するため組入銘柄はほぼ同一です。上位は日本ビルファンド投資法人・ジャパンリアルエステイト・GLP投資法人・プロロジスリートなどの大型J-REIT。最新データはアムンディ・ジャパンの公式サイトをご確認ください。
セクター構成
1343・1488と同じ東証REIT指数への連動のため、セクター構成も同一です。複合型(約35%)・物流(約22%)・オフィス(約20%)・商業施設(約10%)・住宅(約8%)・その他(約5%)。どのJ-REIT ETFを選んでも全セクターへの分散投資が実現できます。
J-REIT投資のリスク要因
長期金利上昇リスクが最大の懸念です。金利上昇によるJ-REIT価格の下落は2022〜2024年に実証されており、日銀の追加利上げ局面では再度下落リスクがあります。また不動産市況リスク・自然災害リスクも存在しますが、約61銘柄への分散投資により個別リスクは軽減されます。
四半期別分配金
| 権利確定日 | 分配金 | 支払開始日 |
|---|---|---|
| 2024年7月 | 15.80円 | 2024年8月16日 |
| 2024年10月 | 21.80円 | 2024年11月15日 |
| 2025年1月 | 19.20円 | 2025年2月14日 |
| 2025年4月 | 22.50円 | 2025年5月16日 |
| 2025年7月 | 17.00円 | 2025年8月15日 |
| 2025年10月 | 24.50円 | 2025年11月14日 |
| 2026年1月 | 20.40円 | 2026年2月16日 |
| 2026年4月 | 25.60円 | 2026年5月15日 |
4月・10月分配が大きく(21〜26円)、1月・7月分配が小さい(15〜20円)というパターンが明確です。2026年4月の25.60円は直近最高水準で、4月分配の増加傾向が続いています。これはJ-REIT各社の1月・7月決算(2〜3月・8〜9月に分配)が2556の4月・10月決算に多く反映されるためです。
分配金利回りの推移
| 年度 | 年間分配金 | 分配金利回り(概算) |
|---|---|---|
| 2020年 | 59.50円 | — |
| 2021年 | 61.30円 | 約3.1% |
| 2022年 | 66.00円 | 約3.1% |
| 2023年 | 67.70円 | 約3.6% |
| 2024年 | 73.90円 | 約4.1% |
| 2025年 | 83.20円 | 約4.2% |
| 2026年(直近12ヶ月) | 約87.5円 | 4.78% |
2024〜2026年にかけて分配金が加速的に増加し、利回りも上昇しています。現在の4.78%はここ数年の最高水準。J-REIT市場の価格が2024年に低迷した局面で利回りが改善し、現在も高い水準を維持しています。
分配金の安定性
| 年度 | 年間分配金 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2020年 | 59.50円 | — |
| 2021年 | 61.30円 | +3.0% |
| 2022年 | 66.00円 | +7.7% |
| 2023年 | 67.70円 | +2.6% |
| 2024年 | 73.90円 | +9.2% |
| 2025年 | 83.20円 | +12.6% |
2019年上場以来、年間分配金は一度も減少していません(2020年は通年初年度で比較対象なし)。1343・1488では2021年に微減がありましたが、2556は一貫増加という点では最も安定した実績です。ただし将来の保証ではなく、J-REIT市場全体の分配金動向に連動します。
1343・1488との比較と「毎月分配」の実現
| ETF | コード | 分配月 | 純資産 | 売買単位 |
|---|---|---|---|---|
| NF J-REIT ETF | 1343 | 2・5・8・11月 | 5,076億円 | 1口 |
| iFreeETF東証REIT | 1488 | 3・6・9・12月 | 2,510億円 | 1口 |
| One ETF東証REIT | 2556 | 1・4・7・10月 | 1,550億円 | 10口 |
3銘柄を組み合わせると毎月いずれかのETFから分配金を受け取れます(1月=2556、2月=1343、3月=1488、4月=2556、5月=1343、6月=1488…)。信託報酬はいずれも0.0705%(税抜)と同水準のため、3銘柄均等分散投資でも追加コストはほぼかかりません。毎月インカム収入が欲しい方はこの3銘柄の組み合わせを検討してください。2556の売買単位が10口(他2銘柄は1口)である点は注意が必要です。
まとめ
最低購入金額(単元株式)が10なので、18,575円から購入可能。ただこの金額ではもらえる分配金は知れているので、やはり最低は他の株式同様100株からといった感覚でいいと思う。他の3兄弟とともに持っておけば、毎月分配金が入ってくると言う形は作れるのでとても管理はしやすい。しかもこれもポートフォリオの3割程度を閉めても良いと思える。しっかりとした配当金生活の基盤となる銘柄だと思うので、ご購入はこれからも検討したい。とは思うものの、僕自身前にも言った通り、今は資産の最大化が最大の目的。この銘柄では増えることをあまり期待できないので、今は少量を持つにとどまります。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。記載されている情報は執筆時点のものであり、その後変更される場合があります。投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
Sources:
・https://www.am-one.co.jp/fund/summary/313008/
・https://haitoukabu.com/etf/2556.html
・https://kabuhai-db.jp/jpetf/2556/



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