インフラ関連は
先に「ショーボンドホールディングス」が気になって購入したので、後見つけたこの銘柄も検討中。これから国内でのインフラ関連はいくつか銘柄を持っておきたいと考えていた中で、ショーボンドホールディングスは「建築業」この銘柄は「化学」 同じインフラ関連として違うセクターから購入を考えている。今のところ4.28%程度。悪くない利回り。今年に入ってから下落トレンドにある今のこの期間に購入時期を検討中。
1. どんな会社?
ニチレキグループ(5011)は、アスファルト応用加工製品の製造・販売と道路舗装工事を主力事業とする化学メーカーです。アスファルト乳剤・改質アスファルト・防水材など道路・インフラ関連製品を幅広く手がけており、国内でトップクラスのシェアを誇ります。
財務面では、2024年3月期まで有利子負債がわずか13億円前後と極めて健全な財務体質を維持してきましたが、2025年3月期にM&Aや不動産活用投資等により有利子負債が197億円に急増し、自己資本比率も78%台から64%台へ低下しました。ROEは5〜6%台にとどまり、PBR0.71倍と割安圏での推移が続いています。
2026年3月期からDOE(自己資本配当率)4.0%を下限とする累進配当制度を導入し、「減配しない」という株主へのコミットメントを明確にした点が注目されます。道路インフラという安定需要を背景に、地味ながら着実な事業を展開しています。
2. 時価総額
629億円
東証プライム上場。時価総額600億円台は中型株の入り口水準。道路・インフラ関連の安定事業ながら、機関投資家の注目度は低めで値動きは比較的穏やか。地味な事業内容から市場での存在感は小さいものの、割安・高配当を好む長期投資家には注目の銘柄です。
3. 株価・配当金・セクター
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価 | 1,987円(2026年5月20日) |
| 配当金 | 80円(2026年3月期) |
| セクター | 化学 |
4. 配当利回り・配当支払い月
4.28%(2026年5月20日時点)
4%超の配当利回りは高配当株として十分な水準。2026年3月期からDOE4.0%下限の累進配当制度を導入しており、業績が大きく悪化しない限り減配しないという強いメッセージを持っています。配当支払い月は12月(中間)と6月(期末)の年2回。
5. 売上推移
| 年度 | 売上高 |
|---|---|
| 2022年 | 780.0億円 |
| 2023年 | 783.9億円 |
| 2024年 | 738.3億円 |
| 2025年 | 757.4億円 |
| 2026年 | 758.5億円 |
| 2027年(予) | 800億円 |
売上高は2022〜2023年がピークで、2024年に738億円へ落ち込んだものの、2025〜2026年にかけて757〜758億円台に回復。2027年予想は800億円台を見込んでおり、道路インフラ整備の安定需要を背景に下支えされています。大きな成長はないものの、下値も限られる安定型の売上推移です。
6. 利益推移
| 年度 | 経常利益 | 純利益 |
|---|---|---|
| 2022年 | 93.1億円 | 68.1億円 |
| 2023年 | 81.0億円 | 62.8億円 |
| 2024年 | 63.9億円 | 44.9億円 |
| 2025年 | 70.4億円 | 48.5億円 |
| 2026年 | 60.7億円 | 42.9億円 |
| 2027年(予) | 63億円 | 43億円 |
2022年の経常利益93億円をピークに下降トレンドが続いています。2025年に一時回復したものの2026年は再び60億円台に後退。原材料コスト上昇や競争環境の変化が影響しているとみられます。2027年予想は63億円と小幅回復を見込んでいますが、力強い増益感はなく、業績の停滞感は率直に指摘しておきます。
7. EPS
| 年度 | EPS |
|---|---|
| 2022年 | 222.88円 |
| 2023年 | 205.70円 |
| 2024年 | 152.72円 |
| 2025年 | 164.89円 |
| 2026年 | 149.71円 |
| 2027年(予) | 151.11円 |
EPSは2022年の222円から2026年は149円まで下落。配当は逆に42円から80円へ増配が続いているため、配当性向が急上昇しています。2026年のEPS149.71円に対して配当80円は配当性向53.4%。DOE方針を採用しているため純資産基準で配当が決まりますが、EPS低下が続けば投資家心理への影響は否定できません。
8. ROE
| 年度 | ROE |
|---|---|
| 2022年 | 10.01% |
| 2023年 | 8.67% |
| 2024年 | 6.00% |
| 2025年 | 6.27% |
| 2026年 | 5.39% |
| 2027年(予) | 5.40% |
ROEは右肩下がりで2026年は5.39%と化学業種の平均(概ね8〜10%)を下回っています。資本効率の低さがPBR1倍割れの主因。M&Aや投資拡大で今後の収益貢献を期待したいところですが、現時点では改善の兆しは見えておらず、課題が残ります。
9. PER & PBR
PER:13.17倍 / PBR:0.71倍
PER13倍台は業績停滞を加味すれば妥当〜やや割安な水準。PBR0.71倍は純資産を3割近く下回る価格での取引が続いており、いわゆる「割安放置」の状態です。ROEが低く資本効率の改善が見られなければ、PBR1倍への回復は容易ではありません。累進配当の継続と投資の成果が問われます。
10. 総資産&純資産
| 年度 | 総資産 | 純資産 |
|---|---|---|
| 2024年 | 951億円 | 701億円 |
| 2025年 | 1,124億円 | 728億円 |
| 2026年 | 1,226億円 | 725億円 |
総資産は2025年以降に大幅拡大(M&A・不動産活用投資等が主因)。一方で純資産はほぼ横ばいで推移しており、負債の増加によって総資産が膨らんでいます。投資の成果が今後の業績にどう反映されるか注目です。
11. 自己資本比率
| 年度 | 自己資本比率 |
|---|---|
| 2024年 | 78.7% |
| 2025年 | 68.8% |
| 2026年 | 64.9% |
2024年まで78%超の高水準を誇った財務の健全性が、2025〜2026年にかけて急低下しました。それでも64%台は化学・建設系企業の中では依然として高水準。ただし低下トレンドは続いており、今後の投資動向と合わせて注視が必要です。
12. 有利子負債
| 年度 | 有利子負債 |
|---|---|
| 2024年 | 13.6億円 |
| 2025年 | 197億円 |
| 2026年 | 182億円 |
2024年まではほぼ無借金経営に近い極めて健全な状態でしたが、2025年に197億円へ急増。M&Aや大型設備投資が主因とみられます。2026年は182億円とやや減少しており返済が進んでいますが、2024年以前との比較では大きな変化です。借入コストが利益を圧迫しないか継続して確認が必要です。
13. 1株配当推移
| 年度 | 中間 | 期末 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | — | 32円 | 32円 |
| 2020年 | — | 34円 | 34円 |
| 2021年 | — | 38円 | 38円 |
| 2022年 | — | 42円 | 42円 |
| 2023年 | — | 50円 | 50円 |
| 2024年 | 35円 | 35円 | 70円 ←大幅増配・中間配当開始 |
| 2025年 | 35円 | 40円 | 75円 |
| 2026年 | 40円 | 40円 | 80円 |
2019年から一度も減配せず連続増配を継続。2024年には中間配当を新設しつつ大幅増配(42円→70円)を実施し、株主還元を一気に強化しました。2026年3月期まで右肩上がりの増配を達成。累進配当方針のもとで今後も増配継続への期待が高まります。
14. 配当利回りの推移
| 年度 | 配当 | 配当利回り(概算) |
|---|---|---|
| 2022年 | 42円 | 約2.5% |
| 2023年 | 50円 | 約2.8% |
| 2024年 | 70円 | 約4.0% |
| 2025年 | 75円 | 約4.2% |
| 2026年 | 80円 | 約4.3% |
2024年の大幅増配をきっかけに配当利回りが4%台に乗り、高配当株として認知されるようになりました。DOE4%下限方針のもとで、株価が大きく上昇しなければ4%前後の利回りが維持される見通しです。
15. 配当性向
| 年度 | EPS | 配当 | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 222.88円 | 42円 | 18.8% |
| 2023年 | 205.70円 | 50円 | 24.3% |
| 2024年 | 152.72円 | 70円 | 45.8% |
| 2025年 | 164.89円 | 75円 | 45.5% |
| 2026年 | 149.71円 | 80円 | 53.4% |
2024年以前は配当性向が低く余裕のある水準でしたが、増配とEPS低下が重なり2026年は53.4%まで上昇。EPS低下が続けばさらに配当性向が高まりますが、ニチレキグループはDOE(自己資本配当率)4.0%を下限とする方針を採用しており、利益ではなく純資産を基準に配当を決定する仕組みです。純資産が安定している限り、減配リスクは相対的に低いと評価できます。
16. 自社株買い
目立った自社株買いの実績は確認できません。株主還元の軸は累進配当に置いており、現時点では自社株買いへの積極姿勢は見られません。配当に特化した還元方針と理解しておくべきでしょう。
まとめ
日本の道路を支えるアスファルトのインフラ企業。累進配当でじっくり育てたい堅実型の高配当株。
初めにも触れた通り、株価が下落。トレンドに入っていて、去年の夏ごろに比べれば、ずいぶんと株価を落としている。EPSもROEも自己資本比率も下がっていく中で、どのように判断するかは、それぞれの投資家によるが、買い向かいたいと考えている。この下落。トレンドのできればそこを狙いたいがそろそろ準備が必要なのでは?と思っている銘柄。アラートに入れて動向を見守りたい。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。
記載されている情報は執筆時点のものであり、その後変更される場合があります。
投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
Sources:
・https://finance.yahoo.co.jp/quote/5011
・https://kabutan.jp/stock/?code=5011
・https://www.nichirei.co.jp/ir/(IR情報)



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