[2317]システナをパティシエが分析!IT人材サービスの高成長・連続増配と4%超配当利回り・ROE28%の高収益株[2026/5/25]

パティシエが分析する。2317システナの株価チャートと業績分析のイメージ 物色!個別銘柄

日経平均最高値!

今年に入ってから我慢が続く。昨日も日経平均最高値をつけ、株式相場はお祭り騒ぎ。そんな中・・・こちらの資産額は上がらない・・・。値嵩株が牽引する中、どうも心が揺れる・・・。まだまだ投資家として、修行が足りないようだ💧  

しかしながら、ちゃんと「高配当株投資」継続! 半導体銘柄に資金シフトが起こる中、高配当銘柄の割合は増えている。そんな中でもこの「システナ」  利回りも上がり、なんといっても株価が買いやすい価格。13日の決算は決して悪くない内容の中、嫌気売りがあったも、すぐに回復。堅調と言っていい。成長期待も大きく、ロングで保有できるだろう銘柄。

1. どんな会社?

システナ(2317)は、ITエンジニアによる受託ソフトウェア開発・IT人材サービスを主力とする情報通信企業です。自動車・モバイル向け組み込みソフトウェア開発(次世代モビリティ事業)、SIやクラウド導入支援(デジタルインテグレーション事業)、BPO・ITコンサル(ビジネスソリューション事業)の3軸で事業を展開しています。

2026年3月期は売上高944億円(前期比+12.9%)、経常利益161.5億円(+36.2%)と大幅な増収増益を達成。ROEは28.56%と、IT企業としても非常に高い収益性を誇ります。一方、2027年3月期は売上980億円(+3.8%)ながら純利益106億円(-6.0%)と減益を会社は見込んでおり、成長スピードが鈍化する局面に入っています。

株主還元は積極的で、2021年12月に1:4の株式分割を実施した後も連続増配を継続。配当方針は「連結配当性向40%以上」で、2027年3月期の予想配当は18円(前期14円から大幅増)。ただし予想EPS29.74円に対する配当性向は60.5%と高水準になる点は留意が必要です。

2. 時価総額

約1,805億円

東証プライム上場。時価総額1,800億円超は中型〜準大型株の水準。IT人材サービス業の中では知名度が高く、高いROEと成長力からPBR3倍超の評価を受けています。機関投資家にも注目される銘柄です。

3. 株価・配当金・セクター

項目内容
株価424円(2026年5月20日)
配当金18円(2027年3月期予想)
セクター情報・通信業

4. 配当利回り・配当支払い月

4.25%(2027年3月期予想配当18円÷株価424円)

IT企業としては高水準の配当利回り。「連結配当性向40%以上」を方針に掲げ、連続増配を継続しています。ただし2027年3月期は減益予想のもとで大幅増配を計画しており、配当性向が60%超に上昇する見通し。持続性への注目が必要です。配当支払い月は12月(中間)・6月(期末)の年2回。

5. 売上推移

年度売上高
2022年652.7億円
2023年745.3億円
2024年769.4億円
2025年836.2億円
2026年944.0億円
2027年(予)980億円

売上高は右肩上がりで成長トレンドが明確。2024年こそ小幅にとどまりましたが、2025・2026年と加速し、2026年は944億円まで拡大。2027年予想は980億円と成長継続を見込んでいますが、伸び率は+3.8%と直近の勢いからは鈍化します。

6. 利益推移

年度経常利益純利益
2022年85.8億円59.9億円
2023年99.6億円73.2億円
2024年99.4億円72.3億円
2025年118.6億円84.8億円
2026年161.5億円113.1億円
2027年(予)159.6億円106.3億円

2026年3月期は経常利益が前期比+36%と急増し、最高益を更新。背景にはビジネスソリューション事業での特需やモビリティ・DX案件の拡大があります。ただし2027年予想は経常利益159.6億円(-1.2%)、純利益106.3億円(-6.0%)と減益見通し。2026年の高水準が持続するか否かがポイントです。

7. EPS

年度EPS
2022年15.47円
2023年18.89円
2024年18.67円
2025年23.17円
2026年31.65円
2027年(予)29.74円

EPSは2022〜2026年にかけて15.47円→31.65円へ倍増超。高い成長力を示しています。2027年予想では29.74円とやや低下見込みで、配当18円(予想)に対する配当性向は60.5%。会社方針の「40%以上」を大幅に超える水準であり、EPS回復なくして増配継続は難しくなります。

8. ROE

年度ROE
2022年20.13%
2023年21.41%
2024年18.98%
2025年26.12%
2026年28.56%
2027年(予)26.84%

ROEは一貫して高水準を維持。2026年は28.56%と情報通信業の平均(概ね10〜15%)を大きく上回ります。資本を効率的に活用し高収益を生み出す体質が評価され、PBR3倍超の市場評価につながっています。2027年予想の26.84%も十分高水準です。

9. PER & PBR

PER:14.26倍(2027年3月期予想ベース)/ PBR:3.83倍

PER14倍台は高成長IT企業としては割安感があります。一方PBR3.83倍は純資産の約4倍の価格で取引されており、割高水準です。ただしROE28%超の高収益体質があれば、理論上PBR3倍超も不合理ではありません(PBR≒ROE×PER)。配当利回り4%超でこのROEを持つ銘柄は希少と言えます。

10. 総資産&純資産

年度総資産純資産
2024年540億円379億円
2025年517億円324億円
2026年610億円394億円

2025年3月期に総資産・純資産がともに減少していますが、これは積極的な株主還元(配当・自社株買い等)によるものと推察されます。2026年は総資産610億円・純資産394億円に回復。利益の蓄積が純資産を押し上げています。

11. 自己資本比率

年度自己資本比率
2024年70.5%
2025年62.7%
2026年64.9%

自己資本比率は60%台を維持しており、IT・人材サービス業としては財務健全性が高い水準。2025年に62.7%へ低下しましたが2026年は64.9%に回復。大きな財務リスクはない状況です。

12. 有利子負債

年度有利子負債
2024年15.5億円
2025年15.5億円
2026年16.0億円

有利子負債は3期とも15〜16億円と極めて少なく、実質的に無借金経営に近い状態。総資産610億円に対してわずか16億円の有利子負債は、IT人材サービス業の特性(設備投資が少ない、キャッシュフローが安定)を反映しています。財務面での懸念はほとんどありません。

13. 1株配当推移

※2021年12月1日に1株→4株の株式分割を実施。2021年以前は分割前の数値を記載。

年度中間期末合計
2019年6.50円9.50円16円(分割前)
2020年10円10円20円(分割前)
2021年10円10円20円(分割前)
2022年10→2.50円3.50円6円 ←分割跨ぎ
2023年4円4円8円
2024年5円5円10円
2025年6円6円12円
2026年6円8円14円
2027年(予)9円9円18円

株式分割を跨ぎながらも実質的な増配を継続。2022年以降(分割後ベース)は6→8→10→12→14→18円と右肩上がりで推移。2027年予想の18円は前期比+4円(+29%)と大幅増配を計画しており、株主還元への積極姿勢が際立ちます。

14. 配当利回りの推移

年度配当配当利回り(概算)
2023年8円約2.8%
2024年10円約3.7%
2025年12円約3.3%
2026年14円約3.4%
2027年(予)18円約4.25%

配当増額のペースと株価上昇が拮抗し、配当利回りは3〜4%台で推移。2027年予想の18円では4.25%と高配当の域に入ります。株価が上昇すれば利回りは下がりますが、業績が堅調であれば増配余地があるため、長期保有での配当成長が期待できます。

15. 配当性向

年度EPS配当配当性向
2022年15.47円6円38.8%
2023年18.89円8円42.4%
2024年18.67円10円53.6%
2025年23.17円12円51.8%
2026年31.65円14円44.2%
2027年(予)29.74円18円60.5%

2022〜2026年は概ね40〜55%の範囲で、会社方針の「40%以上」に沿った運営でした。ただし2027年予想では配当性向が60.5%に急上昇する見通し。EPSが29.74円と減少する中で18円配当を維持・拡大するためです。EPS回復なく増配が続けばさらに配当性向は上昇するため、2027年3月期の業績が重要な分岐点となります。配当の持続性を評価する上で、次期の決算発表に注目です。

16. 自社株買い

2025年3月期に総資産・純資産が前期を下回った背景に、自社株買いを含む株主還元の影響が推察されますが、大規模な自社株買いの公表実績は確認できませんでした。株主還元の軸は増配に置いており、自社株買いへの積極的なアナウンスは現時点では限定的です。

まとめ

ITエンジニアが稼ぎ続ける会社。ROE28%の高収益体質で連続増配を継続する、成長×配当の二刀流IT株。冒頭にも触れた通り、正直こういった株価相場になるとすごく心が揺れる。そんな中でも冷静に今の配当に周りをしっかり確認しながら、こういった優良銘柄を保有できるチャンスを掴みに行きたい。 現時点で思うのは、こういった成長余地のある優良銘柄を一定の割合でちゃんと保有する。しっかりとした分散投資ができている。そういった部分が最も大切な部分。この考えを曲げることなく誘惑の多い株式相場。特に今の値が引っ張る「日経平均」。 しっかりと方針を曲げずに、このままのスタイルで!

※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。
記載されている情報は執筆時点のものであり、その後変更される場合があります。
投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

Sources:
・https://finance.yahoo.co.jp/quote/2317.T
・https://irbank.net/2317
・https://irbank.net/E05283/pl
・https://irbank.net/E05283/dividend
・https://irbank.net/E05283/bs
・https://finance.biggo.jp/news/jpx_tdnet_140120260512526855

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