前回紹介したのが
3月の1日。購入金額が264.35円・・・含み損んだ・・・。 この銘柄も年末年始の水準からずいぶん下がっている。配当利回りも5%を超えてずいぶん魅力的な水準になっている。 このところ高配当株はおいしい水準になっているので、こういったところはもう一度見直しナンピンしていきたいところ。「なんとかショック」でもない限りこれ以上下がる事は考えづらいのでは?
どんな会社?
パーソルホールディングス(2181)は、東証プライム上場の人材サービス大手です。人材派遣・人材紹介・アウトソーシングを三本柱とし、傘下にパーソルテンプスタッフ・パーソルキャリア(転職サービス「doda」)・パーソルテクノロジースタッフなどを擁します。国内最大級の人材サービスグループで、アジア太平洋地域への海外展開も積極的に進めています。
2026年3月期は売上収益1兆5,558億円・営業利益665億円と3期連続で過去最高を更新しました。景気に業績が左右されやすい人材業ですが、採用DX・ITエンジニア派遣・海外展開など成長ドライバーを複数抱えています。2023年10月に1:10の株式分割を実施し、投資家層の裾野拡大を図っています。
財務面では自己資本比率35%台と人材業としては標準的な水準。有利子負債841億円があるものの、EBITDA(利払い・税金・償却前利益)ベースでは十分に賄える範囲です。配当利回りは5.25%(2027年3月期予想13円)と高水準で、3期連続増配を継続しています。
時価総額
時価総額は約5,422億円(2026年6月2日時点)です。東証プライム市場のサービス業セクターに位置し、人材業界では最大級の規模を誇ります。売上収益1.5兆円超に対してPSR(株価売上高倍率)は約0.35倍と、利益成長を加味すれば割安感があります。
株価・配当金・セクター
| 株価 | 240.2円 |
| 予想配当(2027年3月期) | 13円 |
| セクター | サービス業 |
| 市場 | 東証プライム |
| 決算期 | 3月期(IFRS) |
配当利回り・配当支払い月
予想配当利回りは5.41%です。5%超の高配当利回りは同セクターでも目を引く水準で、2024〜2027年3月期と4期連続で増配を継続しています。
配当支払い月は6月(期末配当)・12月(中間配当)の年2回です。2023年10月に1:10の株式分割を実施したため、2024年3月期より1株当たり配当の金額は大幅に変わりましたが、旧株換算では増配基調が続いています。
売上推移
※同社はIFRS(国際財務報告基準)を採用しているため「売上収益」と表記しています。
| 5%越え年度 | 売上収益 |
|---|---|
| 2022年 | 1兆608億円 |
| 2023年 | 1兆2,226億円 |
| 2024年 | 1兆3,271億円 |
| 2025年 | 1兆4,512億円 |
| 2026年 | 1兆5,558億円 |
| 2027年(予) | 1兆6,650億円 |
売上収益は5期連続増収で、2026年3月期に1兆5,558億円の過去最高を達成しました。国内派遣需要の堅調さ・ITエンジニア派遣の成長・海外事業の拡大が成長を牽引しています。2027年3月期は1兆6,650億円(前期比+7.0%)をさらに目指します。
利益推移
※IFRSのため「経常利益」はありません。「営業利益」と「純利益(親会社帰属)」を表示します。
| 年度 | 営業利益 | 純利益 |
|---|---|---|
| 2022年 | 481億円 | 319億円 |
| 2023年 | 428億円 | 228億円 |
| 2024年 | 521億円 | 300億円 |
| 2025年 | 574億円 | 359億円 |
| 2026年 | 665億円 | 427億円 |
| 2027年(予) | 710億円 | 445億円 |
2023年3月期は一時的な特殊要因(のれん減損・非経常コスト)で純利益が大幅減少しましたが、2024年以降は急回復し3期連続最高益更新中です。2026年3月期の営業利益665億円・純利益427億円はともに過去最高で、2027年3月期はさらに710億円・445億円を目指します。
EPS
※2023年10月1日実施の1株→10株の株式分割後の数値に統一して表示しています。
| 年度 | EPS |
|---|---|
| 2022年 | 13.85円 |
| 2023年 | 9.91円 |
| 2024年 | 13.14円 |
| 2025年 | 16.17円 |
| 2026年 | 19.42円 |
| 2027年(予) | 約20.2円 |
EPSは2024年以降急回復し、2026年3月期に19.42円と過去最高を更新しました。2027年3月期の予想EPS約20.2円に対して予想配当13円の配当性向は約64%となります。利益成長が続く中で増配余地があり、今後のさらなる増配も期待できます。
ROE
| 年度 | ROE |
|---|---|
| 2022年 | 17.43% |
| 2023年 | 13.02% |
| 2024年 | 15.58% |
| 2025年 | 18.92% |
| 2026年 | 19.45% |
ROEは2023年の一時落ち込みを経て急回復し、2026年3月期は19.45%と非常に高い水準に達しています。サービス業の平均ROEは10%前後とされており、それを大きく上回る高収益体質です。人材事業の資本効率の良さ(軽資産モデル)が高ROEの背景にあります。
PER・PBR
| PER | 12.4倍(2027年3月期会社予想ベース) |
| PBR | 2.41倍 |
PER12.4倍は人材サービス業の平均(15〜20倍)と比較して割安感があります。3期連続最高益更新中の企業としては低評価とも言え、上昇余地を感じさせる水準です。一方PBR2.41倍はやや高めですが、ROE19%超の高収益性を考慮すれば妥当な水準とも言えます。
総資産・純資産
| 年度 | 総資産 | 純資産 |
|---|---|---|
| 2024年 | 5,187億円 | 1,923億円 |
| 2025年 | 5,397億円 | 1,896億円 |
| 2026年 | 6,205億円 | 2,194億円 |
総資産は2026年3月期に6,205億円と大幅拡大しています。純資産も2,194億円に増加しており、利益の積み上げが順調です。総資産の拡大は主に海外事業の取得・拡大や営業債権の増加によるものです。
自己資本比率
| 年度 | 自己資本比率 |
|---|---|
| 2024年 | 37.1% |
| 2025年 | 35.1% |
| 2026年 | 35.4% |
自己資本比率は35%台で推移しています。人材サービス業は派遣労働者の給与支払い・売掛金などで流動資産が大きく膨らむため、製造業等と比べて自己資本比率が低めになりやすい業種です。35%台は人材業界の中では標準的な水準ですが、製造業の50〜70%台と比べると見劣りする点は否めません。
有利子負債
| 年度 | 有利子負債 |
|---|---|
| 2024年 | 689億円 |
| 2025年 | 772億円 |
| 2026年 | 841億円 |
有利子負債は841億円で緩やかに増加しています。時価総額5,422億円・純資産2,194億円と比較して有利子負債841億円はコントロール可能な水準です。調整後EBITDAは970億円(2027年3月期予想)を見込んでおり、借入金返済能力は十分にあります。ただし増加傾向には引き続き注目が必要です。
1株配当推移
※2023年10月1日に1株→10株の株式分割を実施しました。2023年3月期以前は分割前(旧株)の配当額、2024年3月期以降は分割後(新株)の配当額です。旧株換算での配当は増配トレンドが継続しています。
| 年度 | 中間 | 期末 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 15円 | 15円 | 30円 |
| 2021年 | 13円 | 13円 | 26円 ←減配 |
| 2022年 | 20円 | 22円 | 42円 |
| 2023年 | 21円 | 40円 | 61円 ←大幅増配 |
| 2024年 | 4.3円 | 4.3円 | 8.6円 ※分割後新株 |
| 2025年 | 4.5円 | 5.0円 | 9.5円 |
| 2026年 | 5.5円 | 6.0円 | 11.5円 |
| 2027年(予) | 6.5円 | 6.5円 | 13.0円 |
2021年3月期はCOVID-19の影響を受けた業績悪化で減配しましたが、2022年以降は増配基調を継続。2023年10月の1:10株式分割後も増配路線を維持し、2027年3月期予想は13円(旧株換算130円相当)と過去最高水準を更新する見通しです。
配当利回りの推移
| 年度 | 1株配当(新株換算) | 配当利回り(概算) |
|---|---|---|
| 2022年 | 4.2円 | 約1〜2%台 |
| 2023年 | 6.1円 | 約2〜3%台 |
| 2024年 | 8.6円 | 約3〜4%台 |
| 2025年 | 9.5円 | 約4〜5%台 |
| 2026年 | 11.5円 | 約4.5〜5%前後 |
| 2027年(予) | 13.0円 | 5.25% |
配当利回りは増配と株価の動向を受けて上昇トレンドにあり、2027年3月期予想では5.25%に達しています。人材サービス業の中では高い配当利回り水準で、インカム投資家にとっても魅力的な水準です。
配当性向
※EPSおよび1株配当は2023年10月実施の1:10分割後の数値に統一して表示しています。
| 年度 | EPS | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 9.91円 | 6.1円 | 61.6% |
| 2024年 | 13.14円 | 8.6円 | 65.5% |
| 2025年 | 16.17円 | 9.5円 | 58.7% |
| 2026年 | 19.42円 | 11.5円 | 59.2% |
| 2027年(予) | 約20.2円 | 13.0円 | 約64.4% |
配当性向は概ね58〜66%の範囲で推移しており、利益成長に連動した増配が続いています。配当性向65%前後は高めですが、EPS自体が成長しているため持続可能性は高いと言えます。ただし景気後退局面でEPSが落ち込んだ場合には配当性向が急上昇し、減配リスクが高まる点は注意が必要です。
自社株買い
パーソルホールディングスは配当による株主還元を主軸としており、大規模な自社株買いは定期的には実施していません。今後ROEの一層の向上やEPS成長加速のために自社株買いを活用する余地はありますが、現状では配当を通じた還元が中心です。詳細は会社の適時開示情報をご確認ください。
まとめ
気温大きさやROEの高さ、魅力的な配当利回り。あと3ヶ月待って、ここで購入していればかなりいい感じだったのに、先んじて年初に購入してしまっているので、仕方ない。これらはホールド。どの程度の難品を考えるかを思案しながら、インフレとともに株価が上がっていくことを望む。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。
記載されている情報は執筆時点のものであり、その後変更される場合があります。
投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
Sources
- IRBank パーソルホールディングス 会社業績:https://irbank.net/2181/pl
- IRBank パーソルホールディングス 配当推移:https://irbank.net/2181/dividend
- IRBank パーソルホールディングス 財務状況:https://irbank.net/2181/bs
- パーソルホールディングス 2026年3月期決算短信(IFRS):https://www.persol-group.co.jp/ir/upload_file/m009-/FY2025Q4financialresults.pdf
- 株探ニュース 決算速報:https://kabutan.jp/news/?b=k202605140456
- Yahoo!ファイナンス パーソルホールディングス:https://finance.yahoo.co.jp/quote/2181.T



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