[9882]イエローハットをパティシエが分析!15期連続増配・総還元率100%以上・カーアクセサリー国内第2位の安定成長株[2026/4/19]

パティシエが分析するイエローハット9882の株価チャートと容積分析のイメージ 物色!個別銘柄

2024年1月

1772円(886円)で購入(2025年4月2分の1株式分割)。株価自体はまだ倍にはなっていませんが、結構な値上がり。にかかわらず、配当利回りが3.62%。来期においては、3.75%の予定。しっかりと増配をしていて持ってて安心❤️  配当性向が少し上がっていることや、借金が増えていることが気になりますが。。。。

どんな会社???

イエローハット(証券コード:9882)は、カーナビ・タイヤ・エンジンオイルなど自動車用品の販売および整備サービスを提供するカー用品チェーンです。業界最大手のオートバックスセブンに次ぐ国内第2位のポジションを確立しており、全国に約720店舗を展開しています。

財務面では長年にわたり実質無借金経営を続けてきた堅固な財務基盤が特徴です。ただし、2025年1月にスポーツサイクル専門店「ワイズロード」を運営する会社を買収したことで、2025年3月期の総資産が約1,855億円(前期比+415億円)へと急増し、自己資本比率が80.8%から64.9%へ大幅に低下しました。事業多角化への布石とも言えますが、カー用品専業から外れる方向性には、今後の収益への貢献を見守る必要があります。また、2025年にはじめて有利子負債(約350億円)が発生している点も変化として押さえておきましょう。

配当面では15期連続増配という実績に加え、2026年〜2028年の3年間で「累計総還元率100%以上」を目指す新配当政策を発表。EPS・純利益ともに増加基調を維持しており、2026年3月期は純利益114億円・EPS132.53円を予想しています。


時価総額

約1,343億円(2026年4月17日時点)

東証プライム上場の中型株に位置します。同業界のオートバックスセブンより小規模ですが、15期連続増配・高い自己資本比率・積極的な株主還元姿勢など、財務の堅実さは業界でも際立っています。


株価・配当金・セクター

項目内容
株価1,561円(2026年4月17日)
年間配当(予想)58円(2026年3月予想)
セクター卸売業
市場東証プライム
決算月3月

配当利回り・配当支払い月

配当利回り:3.72%(2026年4月17日時点)

配当支払い月:6月・12月

卸売業セクターの中では比較的高い利回り水準です。3%台後半という数値は「高配当株」と胸を張って言えるほどではありませんが、15期連続増配という実績と、「累計総還元率100%以上」という新配当政策を合わせて評価すれば、成長と配当のバランスを重視する投資家には十分魅力的な水準といえます。


売上推移

年度売上高
2022/31,262億円
2023/31,357億円
2024/31,466億円
2025/31,541億円
2026/3(予)1,700億円

4期連続の増収基調が続いており、2026年3月期は前期比+10.3%となる1,700億円を予想。ワイズロード買収による事業拡大が上乗せ要因となりますが、既存のカー用品事業も堅調に推移しています。


利益推移

年度営業利益純利益
2022/396.6億円
2023/3107億円
2024/3145億円103億円
2025/3155億円113億円
2026/3(予)159億円114億円

※2022/3・2023/3の営業利益は参照データ未取得のため「—」表示

純利益は全体として増加基調にあります。2024/3は前年より若干落ち込みましたが、2025/3に回復し過去最高水準を更新。2026/3予もさらなる増益を見込んでいます。ワイズロード買収に伴う一時的な費用が吸収された後の利益推移が今後の注目点です。


EPS(1株当たり純利益)

年度EPS
2022/3104.66円
2023/3115.48円
2024/3111.01円
2025/3123.54円
2026/3(予)132.53円

※2019年4月・2025年4月の2回の株式分割(各1対2)を反映した調整後の数値

EPSは2024/3に一時的な減少がありましたが、全体としては右肩上がりです。配当性向が上昇していることもあり(下記セクション参照)、今後もEPS成長が続くかどうかが配当の持続性を左右します。


ROE(自己資本利益率)

年度ROE
2024/3約9.0%
2025/3約9.6%
2026/3(予)約9.24%

小売業の業種平均と比較すると概ね平均的な水準です。ワイズロード買収により総資産が急増したことで、資本効率の一時的な低下も考えられます。10%前後を安定的に維持できるかが今後の焦点となります。


PER & PBR

指標数値
PER11.95倍(予想)
PBR1.12倍

PER約12倍は小売業の中でも割安感があります。PBR1.12倍は純資産とほぼ同水準で、極端な割高・割安感はない「適正水準」といえます。15期連続増配と積極的な株主還元姿勢を踏まえると、全体として悪くないバリュエーションです。


総資産&純資産

年度総資産純資産
2023/3
2024/31,440億円1,142億円
2025/31,855億円1,173億円

2025年3月期にワイズロード買収の影響で総資産が前年比+415億円と急増しました。一方、純資産の増加は+31億円にとどまっており、借入金を活用した資産拡大であることがわかります。財務基盤は引き続き堅固ですが、今後の純資産の積み上がりペースに注目です。


自己資本比率

年度自己資本比率
2023/378.1%
2024/380.8%
2025/364.9%

ワイズロード買収の影響で1年間で約16ポイントの大幅低下となりました。それでも64.9%という水準は小売業として十分に高い部類に入ります。買収効果が発揮されて純利益・純資産が積み上がれば、比率は徐々に回復していくと考えられます。


有利子負債

年度有利子負債
2023/30円
2024/30円
2025/3約350億円

長年にわたり実質無借金経営を続けてきましたが、2025年3月期のワイズロード買収を機に初めて有利子負債が発生しました。ただし約350億円は総資産約1,855億円に対して約29%。現時点では大きな問題はありませんが、今後の借入動向は引き続き注視が必要です。


1株配当推移

年度中間期末合計
2019/336円36円72円
2020/320円20円40円
2021/326円26円52円
2022/329円29円58円
2023/3321円31円62円
2024/333円33円66円
2025/335円65円100円 ←大幅増配(期末:35円→65円へ引き上げ)
2026/3(予)29円29円58円

※2019年4月・2025年4月の株式分割(各1対2)を反映した調整後の数値。2018/3以前は分割を4倍換算で調整
※2025/3の大幅増配は、期末配当を35円(分割前)から65円(分割前)に引き上げたことによるもの

15期連続増配が続いており、2026/3予も前期比+8円の増配を見込んでいます。2025/3の期末増配は新配当政策への移行に伴うものであり、今後はEPS成長に連動した増配が期待されます。


配当利回りの推移

年度1株配当配当利回り(概算)
2022/329円約2.5〜2.8%
2023/331円約2.4〜2.7%
2024/333円約2.3〜2.6%
2025/350円約3.2〜3.6%
2026/3(予)58円3.72%(2026/4/17時点)

※過去の利回りは株価の変動幅をもとにした概算値。詳細はIRBank・株探等でご確認ください

2022〜2024年度は株価の上昇に伴い利回りが2%台前半〜中盤で推移していましたが、2025年3月期の大幅増配をきっかけに利回りが3%台に上昇しています。高配当利回りというよりは、連続増配による利回りの積み上がりが評価されるタイプの銘柄です。


配当性向

年度配当金EPS配当性向
2022/329円104.66円27.7%
2023/331円115.48円26.8%
2024/333円111.01円29.7%
2025/350円123.54円40.5%
2026/3(予)58円132.53円43.8%

2022〜2024年度は配当性向27〜30%と余裕のある水準で推移していましたが、2025/3の増配を機に40%台まで一気に上昇しました。会社が掲げる新配当政策では「配当性向45%目安」を明示しており、今後も40〜45%前後での推移が見込まれます。EPS成長が止まった場合には増配余地が狭まるリスクがある点は頭に置いておきたいところです。


自社株買い

年度実施金額
2025/350億円
2026/3(予)50億円

新配当政策「3年累計総還元率100%以上」の一環として、自社株買いを積極的に実施しています。50億円という規模は時価総額約1,343億円に対して約3.7%相当であり、株主還元策として評価できる水準です。配当増加と合わせた総還元の姿勢は、同業他社と比較しても際立っています。

まとめ

ワイズロードの買収1年間、株価は順調に上がってきていて、25年度の期末配当も予想35円から実績65円に増配。26年度は29円29円の減配予想にはなっているもの、簿価利回りで考えれば手放す理由もなく、このまま株価の成長によるキャピタルゲインと配当によるインカムゲインを双方ほどよく利ぐっていけそうなので、今のところまだまだ「ガチホ」

株価チャートを見る限り3月以降しっかりと株価が下がっているので、押し目買いをするのであれば、チャンスの頃合いと見て良い。過去振り返って、配当利回りが3.75%と言うのは類を見ない高水準。


※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。
記載されている情報は執筆時点のものであり、その後変更される場合があります。
投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

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