[7995]バルカーをパティシエが分析!ガスケット・シール材の専業メーカー・半導体需要を追い風に株価急回復・150円安定配当の化学株[2026/4/13]

パティシエが分析するバルカー7995の株価チャートと業績分析のイメージ 物色!個別銘柄

買ったのは

2024年8月3445円で。2010年以降の配当利回りを見る限り、2%代の水準は2018年と2024年と今回。基本的にはある程度の「高配当銘柄」に属する株なのでは?と思っているので、今回の上昇もある程度の期間で落ち着くのではないか?と。なので、6000円を超えたあたりで、おそらく売却をして整理をすると思うので、当然今のところ買い向かうところは無し。順調に上がった後、また株価が調整を迎え「高配当株」らしさが戻ったところで、また買い戻しに行く。今のところは傍観中。

どんな会社???

工場や化学プラント・半導体製造装置に使われるガスケット(シール材)を専門に作るニッチな化学メーカーです。地味な部品ですが半導体・化学・石油精製などの産業インフラに欠かせない存在で、安定した財務と150円の連続配当が特徴です。

パティスリーでいうなら「品質表示シール」的な?無いと販売さえ出来ない😱


時価総額

約1,013億円(東証プライム)

1,000億円超の中型株。半導体関連需要への期待から株価が直近で急上昇しており、年初来高値を更新中です。

1927年設立の産業用シール材専業メーカー。主力製品は配管・フランジ接続部に使うガスケット・パッキン・フッ素樹脂製品で、化学プラント・石油精製・半導体製造装置・食品工場など幅広い産業分野に供給しています。シール材という超ニッチ分野で高い技術力と市場シェアを持ち、一度採用されると長期にわたって継続使用される粘着性の高いビジネスモデルが特徴です。

近年は半導体製造装置向け需要の取り込みに積極的で、高純度フッ素樹脂製シール材の需要増加が追い風に。2025.03まで売上・利益ともに緩やかな減少傾向でしたが、2026.03は営業利益の大幅回復を予想。株価は2025年初頭の約3,100円から現在の5,420円まで急騰しており、市場の期待が先行している状況です。


株価 配当金 セクター

  • 株価:5,420円(2026年4月13日時点)
  • 配当金:150円(2026.03予想)
  • セクター:化学

配当利回り 配当支払い月

  • 配当利回り:2.77%
  • 配当支払い月:12月・6月

株価急騰により利回りは2.77%まで低下。2025.03時点(株価約3,100円)の4.83%から大きく下がっており、今の水準では「高配当」とは言いにくい状態です。ただし150円という絶対額の配当は3期連続で安定維持しています。


売上推移

年度売上高
2023.03621.8億円
2024.03617.4億円
2025.03601.1億円
2026.03(予)580.0億円

売上は緩やかに減少傾向。国内インフラ向け需要の成熟化と価格競争が影響しています。ただし半導体・先端分野向けは成長しており、ミックスの変化が利益率改善への布石になっています。


利益推移

年度営業利益純利益
2023.0388.8億円67.5億円
2024.0371.0億円49.1億円
2025.0356.7億円46.8億円
2026.03(予)70.0億円 ↑48.0億円

売上の微減に反して2026.03の営業利益は70億円予想と大幅回復見込み。コスト改善と高付加価値製品へのミックスシフトが効いてくる計算で、この予想達成が株価水準の正当化を左右します。


EPS

年度EPS
2023.03381.6円
2024.03279.5円
2025.03265.8円
2026.03(予)272.4円

EPS272円に対して配当150円の配当性向は55.1%。安定水準ですが、株価5,420円に対するPERは約20倍とやや高め。2026.03の利益回復予想が織り込まれた水準です。


ROE

年度ROE
2024.0310.51%
2025.039.47%
2026.03(予)9.38%

9〜10%台を安定してキープ。自己資本の厚さを考えると優秀な水準で、効率的な経営が数字に表れています。


PER & PBR

  • PER:19.89倍
  • PBR:1.87倍

株価急騰を受けてPER・PBRともに割高水準に。半導体関連銘柄としての成長期待が上乗せされた評価と言えますが、業績回復が伴わなければ株価の調整リスクも意識しておく必要があります。


総資産 & 純資産

年度総資産純資産
2023.03685億円452億円
2024.03745億円482億円
2025.03778億円505億円

純資産は毎年着実に増加。総資産の増加は半導体・海外向け事業への積極投資を反映しています。


自己資本比率

年度自己資本比率
2023.0366.0%
2024.0364.7%
2025.0364.9%

65%前後を安定維持。化学メーカーとして十分な財務健全性を保っています。


有利子負債

年度有利子負債倍率
2023.030.15倍
2024.030.23倍
2025.030.27倍

低水準ながら上昇傾向。投資拡大による借入増加ですが、0.3倍以下は依然として健全な水準です。


1株配当推移

※2016年10月に5株→1株の株式併合を実施。以下は現在の株数ベースで記載。

年度中間期末合計
2019.0345円50円95円
2020.0350円50円100円
2021.0345円50円95円
2022.0350円75円125円 ← 期末増額
2023.0360円90円150円 ← 期末増額・増配!
2024.0375円75円150円
2025.0375円75円150円
2026.03(予)75円75円150円

2022.03・2023.03と期末増額で段階的に増配し、2023.03以降は150円で安定維持。3期連続150円はブレのない株主還元姿勢の証です。


配当利回りの推移

年度配当合計配当利回り
2019.0395円4.29%
2020.03100円5.71%
2021.0395円4.46%
2022.03125円4.70%
2023.03150円4.35%
2024.03150円2.92%
2025.03150円4.83%
2026.03(予)150円2.77%

配当金は150円で固定されているため、利回りは株価次第で大きく変動。2025.03の4.83%は株価低迷期で、仕込めた方には恵まれたタイミングでした。現在の2.77%は株価急騰の結果であり、高配当銘柄としての位置づけは薄れています。


配当性向

年度配当EPS配当性向
2023.03150円381.6円39.3%
2024.03150円279.5円53.7%
2025.03150円265.8円56.4%
2026.03(予)150円272.4円55.1%

EPS低下により配当性向は上昇してきましたが、55%前後で安定。業績回復とともにEPSが戻れば配当性向は自然に改善します。


自社株買い

2019.03に約3億円、2023.03に約5.3億円の自社株買いを実施。その他の年は少額にとどまっており、基本は配当による還元を主軸としています。


まとめ

ガスケット・シール材という地味で堅実なニッチ分野で60年以上積み上げてきた技術力が強み。財務は自己資本比率65%・有利子負債倍率0.27倍と安定しており、ROEも9〜10%台をキープ。150円の安定配当を3期連続で維持しているのも安心材料です。ただし株価が直近で5,420円まで急騰しており、利回りは2.77%・PER約20倍とバリュー株的な魅力は薄れています。半導体関連需要の拡大期待と2026.03の利益回復予想を市場が先取りした形で、その期待に見合う業績が出せるかどうかが今後の株価を左右します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

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