[3597]自重堂をパティシエが分析!作業服・ユニフォームの老舗メーカー・超健全財務で長年5%前後の高配当を維持[2026/4/9]

パティシエが分析する自重堂3597の株価チャートと業績分析のイメージ。 物色!個別銘柄

10,000円を超えて

買いづらいw。去年など近い時期に1万円を割るところまで、落ちていたので、購入を考えていましたが、やはり資金力の乏しい個人投資家としては、株価が10,000円近くだと買いづらい・・・。1銘柄100万突っ込むのは・・・って。コロナ明けからずっと見ていましたが、6000円〜7000円とか買いづらい〜ってまま今日できてしまいました。配当利回り4.91%はかなり魅力的。いずれ・・・

どんな会社???

作業服・ユニフォームを作る老舗メーカーです。1924年創業で今年で102年目。自己資本比率90%超・実質無借金という盤石な財務を誇りながら、長年4〜6%台の高配当を維持し続けている地味で手堅い銘柄です。

我々も白衣🥼にパンツ🩳などお世話になってます😉


時価総額

約293億円(東証スタンダード)

300億円を下回る小型株。知名度は決して高くありませんが、「作業着といえば自重堂」という現場の根強いブランド力があります。

1924年創業、広島に本拠を置く作業服・ユニフォームの総合メーカー。建設・土木・製造・サービス業向けの作業服を中心に、防寒ウェア・セーフティシューズ・雨具なども展開しています。自社ブランド「自重堂」のほか、機能性・デザイン性を重視した「WWS」「Jawin」など複数のブランドを持ちます。

創業100年を超える老舗ながら、財務体質は別格で自己資本比率90.9%・有利子負債ほぼゼロ。ただし、2025.06は売上・利益ともに大幅に落ち込んでおり、2026.06の回復予想が実現できるかが注目ポイント。2025.06は創業100周年記念配当100円を含む年間1,200円配当という大盤振る舞いでした。


株価 配当金 セクター

  • 株価:10,180円(2026年4月9日時点)
  • 配当金:500円(2026.06予想)
  • セクター:繊維製品

2025.06の1,200円(記念配当込み)から500円へと大幅に見えますが、記念配当100円を除いた実質は600円→500円への小幅な修正です。


配当利回り 配当支払い月

  • 配当利回り:4.91%
  • 配当支払い月:3月・9月

長年4〜6%台をキープする安定した高配当株。3月・9月の年2回受け取りサイクルです。


売上推移

年度売上高
2023.06177億円
2024.06169億円
2025.06149億円 ↓ 大幅減収
2026.06(予)160億円

2025.06は前年比約12%の減収と厳しい数字。作業服市場の競争激化や建設・製造業の需要停滞が影響しています。2026.06は160億円への回復を予想していますが、2023.06のピークにはまだ届かない見通しです。


利益推移

年度営業利益純利益
2023.0630.9億円24.6億円
2024.0626.1億円20.2億円
2025.0614.5億円 ↓11.3億円
2026.06(予)18.0億円13.5億円

営業利益は2年で半分以下に。売上の落ち込みに固定費が重なり、利益率も大きく低下しています。2026.06は回復方向ですが、全盛期の水準への道のりはまだ遠い状況です。


EPS

年度EPS
2023.06851.8円
2024.06699.3円
2025.06391.6円
2026.06(予)468.4円

EPS468円に対して配当500円。配当性向が100%を超える計算になっており、2026.06も内部留保からの補填が続く見通しです。ただし純資産381億円という豊富な蓄えがあるため、即座の危機にはなりません。


ROE

年度ROE
2024.065.34%
2025.062.95%
2026.06(予)3.57%

純資産の厚さゆえにROEは低め。財務健全性と収益効率のトレードオフが数字に表れています。


PER & PBR

  • PER:17.78倍
  • PBR:0.77倍

PBR0.78倍と純資産を下回る水準で取引されており、解散価値以下という意味でバリュー株的な魅力があります。PER17倍はやや高めに見えますが、業績低迷期の数字であることを考慮する必要があります。


総資産 & 純資産

年度総資産純資産
2023.06422億円371億円
2024.06416億円383億円
2025.06420億円381億円

総資産に占める純資産の割合が90%超という圧倒的な財務構造。業績が多少落ちても、この分厚い純資産が配当の盾になっています。


自己資本比率

年度自己資本比率
2023.0687.7%
2024.0692.1%
2025.0690.9%

90%前後を安定してキープ。繊維製品業界でこの数字は際立っており、財務的な安心感は非常に高いです。


有利子負債

有利子負債はほぼゼロの実質無借金経営。借入コストを一切払わず、稼ぎをそのまま株主に還元できる体質です。


1株配当推移

※2018年1月1日に5株→1株の**株式併合(1:0.2)**を実施。以下は全て現在ベース。

年度期末合計
2019.06300円300円
2020.06300円300円
2021.06300円300円
2022.06300円300円
2023.06500円500円 
2024.06500円500円
2025.06600円600円 ← 創業100周年記念配当100円含む
2026.06(予)500円500円

2023.06に配当方針を修正して大幅増配。2025.06は創業100周年記念配当100円を含む特別な年でした。2026.06予想500円は記念配当を除いた実質ベースでは「600円→500円」の小幅減配です。


配当利回りの推移

年度配当合計配当利回り
2019.06300円4.24%
2020.06300円4.88%
2021.06300円4.24%
2022.06300円4.72%
2023.06500円5.63%
2024.06500円4.52%
2025.06600円6.30%
2026.06(予)500円4.91%

一貫して4〜6%台を維持。業績の良し悪しに関わらず高利回りをキープしてきた実績は、配当投資家にとって信頼の証です。


配当性向

年度配当EPS配当性向
2023.06500円851.8円58%
2024.06500円699.3円71%
2025.06600円391.6円153%
2026.06(予)500円468.4円107%

2025年は配当性向が100%を大幅に超過。純資産381億円の厚い内部留保で補っている状況です。2026.06予想でも107%と依然EPSを上回っており、業績回復が急務です。


自社株買い

2015〜2017年に合計約12億円規模で積極的に実施。その後は少額の取得(100〜300万円程度)が散発的に行われており、現在は配当による株主還元が主軸です。


まとめ

1924年創業、100年を超える老舗の作業服メーカー。自己資本比率90%超・実質無借金という財務体質は文句なしで、PBR0.78倍と純資産割れで取引されているバリュー株でもあります。2023.06の配当方針修正以降は1株500の高配当を実施。一方で業績は2023.06をピークに売上・利益ともに下降トレンドで、EPS500円以下に対して同水準の配当を出し続けており、業績の早期回復が最大の課題です。創業100年を超えて蓄えた財務の底力は本物ですが、作業服市場の競争激化という逆風をどう乗り越えるか、次の数期が正念場です。とはいえ、常に高い配当利回りを持つので、ここから利回りが上がるなら購入を考えていきたい。


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