[1343]NF J-REITをパティシエが分析!東証REIT指数連動ETF・分配金利回り4.84%・年4回分配で安定インカム[2026/6/21]

パティシエが分析するNF Jリート1343の株価チャートと投資信託分析のイメージ 物色!個別銘柄

これぞ高配当株投資の真髄

高配当株投資をする上で、ポートフォリオの3割程度を締めてもいいと思えるのがリート。いわゆる不動産系ETF。安定した配当金を得ながら、確実に分配金(配当金)をもらうことができる優良な上場投資信託と言っていい。ただ増えないw。全く持って今ある資産の最大化を目指さないなら問題ないが、まだいささかの資産の拡大を思っているのなら・・・。僕は持ってはいるものの、他の高配当株と変わらない程度のパーセンテージで「組み入れ銘柄の1つ」として持っている程度。ポートフォリオの大きく締めると言う事は無い。

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343、通称:NF J-REIT)は、野村アセットマネジメントが運用する東証上場ETFです。今回はこのETFをパティシエ目線で分析してみます。

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どんなETF?

NF J-REITは、東証REIT指数(配当込み)への連動を目指すJ-REIT専門ETFです。野村アセットマネジメントが運用し、2008年9月に上場した約18年の実績を持つ老舗ETFです。

国内に上場するJ-REIT全銘柄(約61銘柄)に時価総額加重で一括投資できるため、個別REIT選択のリスクなしにJ-REIT全体へ分散投資が可能です。純資産総額は約5,076億円(2026年6月時点)でJ-REIT ETFとして国内最大規模を誇ります。

信託報酬は年0.1705%(税込)と低コストで、流動性も高く個人投資家に人気の商品です。分配金利回りは4.84%(直近12ヶ月実績)で年4回の四半期分配を実施しています。

最大の注意点は長期金利との相関関係。金利上昇局面ではJ-REIT価格が下落しやすく、2022〜2024年の金利正常化局面ではNAVが下落しました。一方2025年は市場が回復し年末に+21.85%のパフォーマンスを記録。現在(2026年6月)は2025年高値から約12%調整した水準にあります。

純資産総額(AUM)

純資産総額は約5,076億円(2026年6月19日時点)。受益権口数は約2億6,555万口です。J-REIT ETFとして国内最大規模を維持しており、2026年4月末には5,348億円を超えていました。ETFの純資産規模が大きいほど流動性が高く、売買スプレッドが小さくなる傾向があり、個人投資家にとっては取引コストを抑えやすいというメリットがあります。

価格・分配金・ファンド情報

項目内容
市場価格(2026年6月19日)1,914円/口
基準価額NAV(同日)1,911.51円/口
年間分配金(直近12ヶ月実績)92.2円/口
信託報酬(税込)年0.1705%
総経費率(税込)年0.20%
ベンチマーク東証REIT指数(配当込み)
分配回数年4回(2・5・8・11月)
上場市場東京証券取引所
上場日2008年9月18日
運用会社野村アセットマネジメント

分配金利回り・分配支払い月

分配金利回りは4.84%(直近12ヶ月実績、2026年6月18日基準)。毎年2月・5月・8月・11月の各10日が権利確定日(基準日)で、支払開始日は権利確定日の約5〜6週間後が目安です。

4%超の分配金利回りはインカム投資家にとって魅力的な水準です。ただしJ-REIT市場全体の分配金は保有不動産の賃料収入から支払われるため、景気後退・空室率上昇・金利上昇の影響を受けます。過去2021年のみわずかに減少した以外は一貫して増加傾向を維持しています(詳細は後述)。

純資産総額(AUM)推移

J-REIT ETFの純資産総額は市場価格と連動して変動します。東証REIT指数が上昇した2019年(+21%)・2021年(+16%)・2025年(+22%)はAUMも大幅増加し、下落した2020年(-17%)・2022年(-8%)・2024年(-8%)はAUMも減少しました。現在の5,076億円はJ-REIT ETFとして最大規模を維持しており、追加設定による口数増加も続いており長期的な拡大トレンドにあります。

基準価額(NAV)・価格推移

年度年末市場価格年間騰落率
2018年1,895円+6.7%
2019年2,298円+21.3%
2020年1,909円-16.9%
2021年2,224円+16.5%
2022年2,036円-8.5%
2023年1,951円-4.2%
2024年1,790円-8.3%
2025年2,181円+21.9%
2026年(6月)1,914円

2019年・2021年・2025年は大幅上昇。2020年はコロナショック、2022〜2024年は日本銀行の金利正常化(マイナス金利解除・利上げ)でJ-REIT市場が下落しました。金利上昇はJ-REITの借入コスト上昇・キャップレート上昇に直結するため、J-REIT価格に下押し圧力となります。2025年は金利上昇懸念が後退し市場が大幅回復。現在は2025年高値から調整中の局面です。

1口当たり分配金推移

年度年間分配金(1口当たり)
2018年65.3円
2019年68.8円
2020年73.2円 ←コロナ禍でも増加
2021年70.5円 ←わずかに減少
2022年71.8円
2023年75.0円
2024年82.9円
2025年87.6円
2026年(直近12ヶ月)約92.2円

分配金は着実な増加傾向を示しています。コロナショックの2020年も前年を上回る73.2円を配分しており、分配金の安定性は高いと言えます。J-REIT各社の不動産賃料収入が安定しているためで、価格変動(NAV下落)と分配金は必ずしも同方向には動きません。2024年・2025年はJ-REIT各社の賃料改定・稼働率改善が寄与し、分配金が加速しています。

信託報酬・総経費率

コスト項目税込年率税抜年率
信託報酬0.1705%0.155%
総経費率0.20%約0.18%

信託報酬0.1705%(税込)は非常に低コストです。100万円投資した場合の年間コストは約1,705円(税込)。J-REITアクティブファンドの信託報酬が1%前後であることと比較すると、インデックス投資の圧倒的なコスト優位性が分かります。総経費率0.20%には信託報酬以外の監査費用・売買コスト等が含まれます。コスト面ではJ-REIT ETFの中でも最上位クラスと言えます。

NAVと市場価格の乖離

項目数値
市場価格(2026年6月19日終値)1,914円
基準価額NAV(同日)1,911.51円
乖離率(プレミアム)+0.13%

NF J-REITはほぼNAVと等価で取引されています。大規模ETFは市場流動性が高く、裁定取引によってNAVとのギャップが迅速に解消されるため、極端な割高・割安は生じにくい特徴があります。通常±0.5%程度の範囲内で推移しており、個別株のPERやPBRのような割高・割安判断ではなく、東証REIT指数全体の水準(J-REIT市場の分配金利回り・NAV倍率)で投資魅力を判断することが重要です。

主要組入銘柄

1343 NF J-REITは東証REIT指数を構成する国内全J-REIT銘柄(約61銘柄、2026年時点)を時価総額加重方式で組み入れています。個別銘柄の選択・入替は指数の変更に従い自動的に行われます。

組入上位は時価総額の大きいJ-REITが中心で、日本ビルファンド投資法人(オフィス系最大手)、ジャパンリアルエステイト投資法人(オフィス)、GLP投資法人(物流)、プロロジスリート投資法人(物流)、日本都市ファンド投資法人(複合型)などが上位を占めると見られます。具体的な組入比率・最新銘柄はNextFunds公式サイトの組入銘柄リストをご確認ください。

セクター構成

セクター構成比(概算)
複合型(総合型)約35%
物流約22%
オフィス約20%
商業施設約10%
住宅約8%
ホテル・その他約5%

近年は物流J-REITの存在感が増大しており、Eコマース拡大の恩恵を受けています。オフィスJ-REITはテレワーク普及の影響を受けつつも都心優良物件は底堅い需要を維持。住宅・商業施設は相対的に安定した賃料収入を持ちます。J-REIT ETFに投資することでこれら全セクターに自動的に分散投資できます。※構成比は概算で変動します。

J-REIT投資のリスク要因

J-REIT(及び連動ETF)への投資では以下のリスクに注意が必要です。

長期金利上昇リスクが最大のリスクです。J-REITは借入コストが上昇すると分配金が圧縮され、また高分配利回りの相対的な魅力が低下するため価格が下落しやすくなります。2022〜2024年の日本の金利正常化局面でJ-REIT指数は約13%下落しました。

その他にも不動産市況リスク(空室率上昇・賃料下落)、災害リスク(地震・洪水による保有物件の被害)があります。ただし指数連動ETFは個別銘柄問題の影響が限定的という分散効果があります。個別REIT投資と比べてリスクが大幅に分散されている点がETF投資の強みです。

四半期別分配金

年度2月分配5月分配8月分配11月分配年間合計
2024年20.20円21.90円18.90円21.90円82.90円
2025年21.30円23.30円19.90円23.10円87.60円
2026年(予)25.50円23.70円未定未定

年4回の四半期分配(2・5・8・11月)のうち、8月分配がやや低い傾向があります。2026年2月分配は25.50円と高水準で、Q1の好調な分配金収入が続いています。分配金は構成J-REIT各社の決算収益に基づいて決定されるため、四半期ごとに金額が変動します。

分配金利回りの推移

年度年間分配金分配金利回り(概算)
2019年68.8円約3.6%
2020年73.2円約3.2%(株価高止まり)
2021年70.5円約3.7%
2022年71.8円約3.2%
2023年75.0円約3.7%
2024年82.9円約4.3%
2025年87.6円約4.9%
2026年(直近12ヶ月)約92.2円4.84%

分配金利回りは市場価格と分配金額の両方に影響されます。2024〜2025年は市場価格が低迷した一方で分配金が増加したため、利回りが4%超まで上昇しました。現在の4.84%はここ数年で最も高い水準です。一方、2020年はコロナ禍でも市場価格が高止まりしたため利回りは3.2%に留まりました。

分配金の安定性

年度年間分配金前年比
2018年65.3円
2019年68.8円+5.4%
2020年73.2円+6.4% ←コロナ禍でも増加
2021年70.5円-3.7% ←唯一の減少
2022年71.8円+1.8%
2023年75.0円+4.5%
2024年82.9円+10.5%
2025年87.6円+5.7%

2021年のみわずかに減少しましたが、過去8年間で基本的には安定増加傾向です。J-REITの分配金原資は不動産賃料収入であり、市場価格が下落しても賃料収入が維持されれば分配金は支払われます(価格下落=利回り上昇)。ただし将来の分配金が保証されるわけではなく、金利上昇・賃料下落・空室率上昇の影響を受ける可能性はあります。

他J-REIT ETFとの比較

ETFコード信託報酬(税込)純資産規模
NF J-REIT ETF13430.1705%約5,076億円(最大)
上場インデックスファンドJリート13450.1705%中規模
iシェアーズコアJリートETF14760.1705%中規模
iFreeETF東証REIT指数14880.1705%小〜中規模

主要J-REIT ETFはいずれも信託報酬0.1705%(税込)で横並びです。純資産総額・流動性の面で1343 NF J-REITが圧倒的に大きく、日中取引でのスプレッドが最も小さい点が強みです。同じ指数に連動するETFであればどれを選んでもパフォーマンスに大差はありませんが、流動性・取引コスト重視なら1343が最も有利と言えます。

まとめ

先にも言った通り、今のところは多く、リートは持っていないが、最安値に近いところで少量持っている。ので、これをキープしながら今のところは買います。予定は無いものの、一応年始から比べてずいぶん下がってきているので、もしこのまま最安値を記録するのであれば少しつまめる用意をしたい。そしていずれはポートフォリオの1割から2割程度はこの銘柄でもいいのかなと思っている。

何より分配金が年に4回これが魅力的である。いずれくる配当生活を考えれば外す事は考えられない。大切な高配当銘柄の一鶴と言っていいのだと思う。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資を推奨するものではありません。記載されている情報は執筆時点のものであり、その後変更される場合があります。投資判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

Sources:
・https://nextfunds.jp/lineup/1343/
・https://kabuhai-db.jp/jpetf/1343/
・https://haitoukabu.com/etf/1343.html

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