「配当金生活を目指すなら、配当の源泉であるEPS(1株当たり純利益)の理解は必須。この記事では、EPSの計算式から、株価が上がる仕組みまで、パティシエがケーキに例えて解説します。
今回は、この「EPS」についてのレシピです。
EPSとは?
言葉の意味をバラバラにして説明すると・・・
- E (Earnings):稼ぎ・利益
- P (Per):〜につき(1株あたり)
- S (Share):株(分け前)
EPSは「その会社が、株主1人(1株)のために、どれだけ利益を稼いでくれたか」という数字。 EPS =1株当たり純利益 (単位:円) 投資をする上で最重要と言っても過言でない。 配当金はもちろん株価にもありとあらゆるところに関わるとても重要な指標です。
EPSを「ケーキ」に例えてみよう
難しい計算式の前に、イメージをお伝えします。
- ホールケーキ(純利益): 会社が1年間で頑張って作った利益の総量。
- カット数(発行済株式数): そのケーキを何人で分けるか。
- 1カット(EPS): あなたが持っている「1株」に割り当てられる利益。
「どれだけ大きなホールケーキを焼いても、沢山の人に切り分けたら1カット(EPS)は小さくなってしまします。逆に、分ける人数が少なければ、1カットは大きくなる。投資家がチェックすべきは、ホールケーキの大きさだけじゃなく、**自分の手元に来る『一切れのサイズ(EPS)』**なんです!」

EPSが上がると「いいこと」がある理由
なぜ投資家がEPSを気にするのか?
- 配当が増えやすくなる! ケーキの一切れが大きくなれば、その上に乗るイチゴ(配当)も豪華にできる。
- 株価が上がりやすくなる! 一切れが大きくてお得なケーキには、みんなが並びたがる(買いが集まる)。
EPSを増やす「2つの方法」
- 方法1:もっと大きなケーキを焼く(業績アップ)
- 方法2:切り分ける数を減らす(自社株買い)
ここで「自社株買いをすると、1株の価値が上がる理由」を・・・↓
今まで株主が100人いました。ケーキ(利益)は10,000円。 株主1人に対して払えるのは100円。自社株買いをして20株を会社が買い上げました。すると株主は80人に。すると、株主1人に対して払えるのは125円に。こんなふうに「1株の価値が濃くなった」などと言って、人気が出ます。すると株価も上がる。 簡単に言うとそういうことです。
注意点:EPSだけを見ればいいの?
- 一時的な利益: 主に「土地の売却【特別利益】」などで、利益が増えているときは、翌年は元に戻ります。記念配当・有価証券の売却・火災保険の受取金などもこれに当たります。
- 継続性: パティシエが毎日安定して美味しいケーキを焼くようになり、売り上げが上がって、利益【EPS】が「右肩上がり」が理想。
ケーキ屋さんで言えば、「裏の駐車場を売って今年は利益が膨らんだ」と言うような一時的な収益によってもたらされた利益を過信して投資してはいけない。
おいしいケーキをしっかりと作って、たくさんのお客様に来ていただき、たくさんのケーキが売れる【売り上げ向上】 誰からも認められるおいしいケーキが評価され、値段を上げてもお客様がちゃんと買いに来てくれる【利益率向上】 材料の発注等今まで手間がかかっていたことをDX化して楽になった【人件費削減】 他にもいろんな要素があるとは思いますが、こうやって売り上げに対して、利益率が上がれば、当然、EPSが上がっていくなら投資する価値があり。
もしこんな素敵なお菓子屋さんの上場株式なら、誰もが欲しがること間違いないし!。
まとめ:投資は「EPS成長」を見守る旅
まずEPSを見るときは、過去10年くらいで利益が右肩上がりなこと。重要!
EPSは最重要な指標である事は間違いないですが、これだけを見ていれば良いと言うわけでは当然ありません。やはり銘柄物色で挙げている他の指標とも兼ね合わせて見ていくことが重要。
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