自己資本比率とは?「なぜ自己資本比率が大切なの?」「業種ごとの目安を知ろう」

パティシエが解説する「自己資本比率」を解説するためのイラスト。大きな財布を抱えているのが、自己資本比率が高いを表している。 資産運用の基礎知識

自己資本とは、一言でいうと「誰にも返さなくていいお金」のことです。 具体的には、貸借対照表(B/S)の「右側(純資産の部)」にあるものを指します。 この指標も「高配当株投資」をするにあたって、とても大切な数字です。簡単に言うと「会社の潰れにくさ」

長期投資をしていく中で、将来 投資している会社が倒産せず、毎年利益を上げ続けられるように。

今回はこの「自己資本比率」についてのレシピです。

自己資本比率とは?

⭐️オーナーが出資したお金 

⭐️投資家(株主)から「お店を大きくしてね」と託されたお金。

⭐️利益剰余金(りえきじょうよきん) これまで稼いだ利益のうち、使わずに貯めておいた「内部留保」

会社が持っているお金(資産)のうち、返さなくてはいけないお金(負債)と、返さなくていいお金(純資産)下の表で見ると・・・・

どちらが潰れにくい会社かは一目瞭然。負債が多ければちょっと怖いですよね。

目安を知ろう:何%なら安心?

  • 一般論 : 40%以上なら倒産しにくく優良と言われます。
  • 潰れない会社 : 80%〜90%という驚異的な企業もあり、いわゆる「鉄壁の守り」

これだけ高い自己資本比率を持っていれば、倒産する事はほぼありえないと言っていいでしょう。

高ければ高いほど良い?

「自己資本」いわゆる自分のお金だけで、コツコツと安全に経営するのはいいですが、これでは成長スピードが遅くなってしまいます。いわゆる「ROE」が低くなってしまうと言うことです。

「稼ぐ力」が弱くなってしまうと言う事は、成長が遅く、企業規模は大きくなっていかないと言うことを、意味するものでもあります。なので一概に「自己資本比率」は、高ければ高い方が良い。ということでもなく、バランスを重視して投資判断しなければいけません。

負債を増やし、資金効率を高め、さらなる拡大を目指している企業もたくさんあります。

まとめ【それでも、自己資本比率の高い会社を選ぶ】

もちろん、セクターによって、その判断は変わります。「銀行セクター・金融セクター」などは、自己資本比率が高いと言う事は考えづらいですが、以下の

⭐️電気機器(半導体・電子部品など) このセクターには、独自の技術で世界シェアを握る企業が多く、利益率が非常に高いのが特徴です。

⭐️精密機器(医療機器・計測器など) 高い技術力と専門性を持つ企業では、巨大な工場で大量生産するよりも、高度な技術で付加価値の高いものを作るため、財務が健全になりやすいです。

⭐️医薬品・食料品(一部の優良企業) 長年かけて蓄積された「利益剰余金(過去の稼ぎ)」が分厚いため、自己資本比率が80%を超えるような超健全企業も。

などは比較的、自己資本比率が高く、「高配当株投資」の、1部としてぜひとも保有したいセクターです。

もちろん、この自己資本比率だけを見るのではなく,いろいろな指標を見比べ「稼ぐ力」や「借金のあるなし」「人気がある会社か?」「配当金はたくさん出るか?」など色んなことを鑑みながら、最終的な投資判断はしなくてはいけません。

自己資本比率で言うのならば・・・

「皆さんが応援したいのは、借金で豪華に見せているお店ですか?それとも、自分たちの力でコツコツ土台を固めてきたお店ですか?自己資本比率を知ることは、その会社の『誠実さ』を知ることでもあるのです。」

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