配当性向とは?「配当金は高ければいいの?」安全な配当金の割合

パティシエが分析する「配当性向」を考え、タコ足配当に注意喚起するイラスト。 資産運用の基礎知識

企業が利益のうち、何%を株主に対して配当するか?を見る値です。

例えば、「100万円の利益が出た時、いくらをお客さんへのプレゼント(配当)に使うか?」  配当性向30%なら30万円をプレゼント。残りの70万円は、新しいオーブンを買ったり、万が一の修理代に貯金したりする(健全!)。 もし配当性向100%・・・ 100万円全部をプレゼント。これでは新しいケーキの開発もできないし、冷蔵庫が壊れたら即閉店です⚠️ もちろん、そこまで単純なものではありません。

今回は「配当性向」についてのレシピです。

配当性向の「理想のバランス」

一般的には30〜50%が目安と言われます。「欲張りすぎず、でもケチすぎない。」もちろん、株主としては、多ければ多いほど、嬉しくも感じますが、次の投資も考えて(オーブンを買ったり・新しいパッケージを開発したり)お金を残しておかないと、お店を大きくして売り上げを上げていく事はできません。なので適度に配当をもらいながら、お店の成長にも投資をしてもらう。そんなバランスが理想的です。 

例えば夏は売り上げが悪く配当金に回す利益が少なかったとします。そんな時は貯めてあったお金の中から配当金を頑張って出すことにしたとします。すると配当性向は100%を超えます。利益より多くの配当金を出しているわけですから。  こんなときに見るのが「自己資本比率」 この比率が高ければ、お店は【キャッシュリッチ】お金をたくさん持っているわけですから、そこまで気にする事はありません。 ただこういった状態が長く続くのは大変危険なこと・・・ 「最近は配当性向だけでなく、DOE(自己資本配当率)という、『利益に関係なく純資産から安定して出すよ!』という方針を掲げるお店(企業)も増えているんですよ」

タコ足配当」の恐怖

自分の足を食べて生き延びるタコのように、利益が出ていないのに貯金を切り崩して配当を出している状態

先程の例えの通り、配当金を出すことに、こだわるがあまり こんなことをしていては長く続くわけはありません。なのでこの「配当性向」の推移にも、注視して「高配当株投資」に似合う銘柄を選定しなくてはいけません。 だからと言って「利益が出たときには配当金があるけれど、利益が少なかった時には、配当金が減ってしまう」と言うのではやはり大問題です。 安定して配当金をもらうためには、配当金に対する方針「配当政策」など見て、その企業が配当金をどのように考え、株主に還元するのかと言う部分にも、目を向ける必要があります。「自社株買い」なども含めた株主還元方針。例えば「総還元性向50%を目安とする!」といった方針を打ち出してくれている企業なら、とりあえずは一安心ですよね😊 もちろん強気なだけではダメ。伴う利益もしっかり稼いでいる企業でないと安心して投資できません。なので「ROE」にも目を向けながら優良な銘柄を探しましょう。

まとめ

この配当性向も、高配当株投資をするにあたって、とても大切な指標の1つです。ただ他の指標と同様に、これだけを見て投資判断をするには至りません。 やはり他の数字をよく見ながら配当性向が高くても「大丈夫かな」と思える時だってあります。 逆に配当性向が30%程度低くても、利回りが伴っていなくては、やっぱり意味はありません。 「配当利回り」「EPS」「ROE」「自己資本比率」「PER PBR」「自社株買いの推移」いろいろな指標を見ながら、安心感のある高配当株を探しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました